ステージ本番

2024年09月28日 07:41

演奏経験の積み重ね

ピアノ伴奏者として、あちこちに出没している私です。

今週は2本。

サックス発表会と、合唱のステージ。

毎年、依頼いただけることに本当に感謝してます!


さて、「大成功!」と、無事終わったものもあれば。

ああ、私の力不足だった…
ソロ奏者に、もっと気持ち良く演奏していただきたかったのに…
と、反省しきりのものもあります。

「この曲は、時間をかけないとヤバいかも!」
と、練習を多めにした曲ほど、あまりいい結果が出なかったりもします。

練習量はもちろん大事ですが、量にこだわると、質のいい練習をしなくなってしまいがちです。
質のいい練習を積み上げた結果、練習量も多くなった!
というのが、理想だなーと痛感します。


最近、バイオリニストのYouTubeを見ていたら
「少ない時間で仕上げるのもプロの仕事」
という話があって。


目から、ウロコが。
何かがぽろっと落ちた。


自分の中には
「私は、プロとアマチュアの間みたいなものだ」
という感覚があることに、気付かされました。

「プロだとかアマチュアだとか、経歴がどうとか。そんなのは、どうでもいいことだ。
聴いてくださる方のための演奏をするだけだ!」

というのをモットーにしてましたが…
どこかに甘えがありました。

私にいろんなことを教えてくれた、恩師や先輩方の言葉が、急に溢れ出すように思い出されてしまって。

10年〜20年〜30年以上たって、やっと理解できるものがあります。

音楽だけじゃなくて。
いろんな人生の先輩方。

「あの先生の言葉、あの社員さんの言葉、先輩の言葉、店長の言葉、あのバイトをしてたときのお客様の言葉、いろんな言葉。あれって、そういう意味だったのか…」

と、たくさんの言葉の意味を、唐突に理解しました。

若い頃には、分からなかった。

いろんな人に出会って、いろんな話を聞ける、自分の運の良さ。
外交的な性格でないのにも関わらず、何と運がいいのだろう。

いい年をして、甘えてる場合じゃないや。
覚悟を決めて、頑張ろう。


秋です。種々の本番が続きます。

自分もあれこれ試行錯誤して練習というものをやってきましたが、
最近やっと
「これだー」
というのを見つけつつあります。

それをレッスンにも生かしたいとも思います。
演奏は、自分のため!というよりも、レッスンに活かせることがたくさんあるから、ずっと引き受けてきました。
学生時代は、演奏経験が、誰よりも少なかったので…
実戦経験が欲しかったのです。


また、いっしょに演奏する人たちと、もっともっと思いを通わせていけたらなあとも思います。

聴いていたお客様に
「素敵な演奏だったよ。今日はありがとう」
と言ってもらえることの喜び。
生徒さんたちにも感じてもらえたら、嬉しいです。

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