ピアノ伴奏者として、あちこちに出没している私です。
今週は2本。
サックス発表会と、合唱のステージ。
毎年、依頼いただけることに本当に感謝してます!
さて、「大成功!」と、無事終わったものもあれば。
ああ、私の力不足だった…
ソロ奏者に、もっと気持ち良く演奏していただきたかったのに…
と、反省しきりのものもあります。
「この曲は、時間をかけないとヤバいかも!」
と、練習を多めにした曲ほど、あまりいい結果が出なかったりもします。
練習量はもちろん大事ですが、量にこだわると、質のいい練習をしなくなってしまいがちです。
質のいい練習を積み上げた結果、練習量も多くなった!
というのが、理想だなーと痛感します。
最近、バイオリニストのYouTubeを見ていたら
「少ない時間で仕上げるのもプロの仕事」
という話があって。
目から、ウロコが。
何かがぽろっと落ちた。
自分の中には
「私は、プロとアマチュアの間みたいなものだ」
という感覚があることに、気付かされました。
「プロだとかアマチュアだとか、経歴がどうとか。そんなのは、どうでもいいことだ。
聴いてくださる方のための演奏をするだけだ!」
というのをモットーにしてましたが…
どこかに甘えがありました。
私にいろんなことを教えてくれた、恩師や先輩方の言葉が、急に溢れ出すように思い出されてしまって。
10年〜20年〜30年以上たって、やっと理解できるものがあります。
音楽だけじゃなくて。
いろんな人生の先輩方。
「あの先生の言葉、あの社員さんの言葉、先輩の言葉、店長の言葉、あのバイトをしてたときのお客様の言葉、いろんな言葉。あれって、そういう意味だったのか…」
と、たくさんの言葉の意味を、唐突に理解しました。
若い頃には、分からなかった。
いろんな人に出会って、いろんな話を聞ける、自分の運の良さ。
外交的な性格でないのにも関わらず、何と運がいいのだろう。
いい年をして、甘えてる場合じゃないや。
覚悟を決めて、頑張ろう。
秋です。種々の本番が続きます。
自分もあれこれ試行錯誤して練習というものをやってきましたが、
最近やっと
「これだー」
というのを見つけつつあります。
それをレッスンにも生かしたいとも思います。
演奏は、自分のため!というよりも、レッスンに活かせることがたくさんあるから、ずっと引き受けてきました。
学生時代は、演奏経験が、誰よりも少なかったので…
実戦経験が欲しかったのです。
また、いっしょに演奏する人たちと、もっともっと思いを通わせていけたらなあとも思います。
聴いていたお客様に
「素敵な演奏だったよ。今日はありがとう」
と言ってもらえることの喜び。
生徒さんたちにも感じてもらえたら、嬉しいです。